【古筝奏者 戴 茜】360度動画の公開

令和2年度に採択された文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」の取組の一環として、弊所所属 戴茜(古筝)に加え、涂善祥さん(琵琶)と王霄峰さん(二胡)をお招きし、活動を再開するためのトライアルを目的とする無観客によるオンライン公演『天籟之音-コロナ禍における中国民族音楽の在り方を探る-』を実施いたしました。
本無観客コンサートでは、これまでの[オフライン公演とは異なる音楽の見せ方]にチャレンジしました。
先ずは360度カメラで撮影した動画を公開したいと思います。
奏者が自分を取り囲んで演奏しているかのような疑似体験ができるかと思います。
喜洋洋

金蛇狂舞

■涂 善祥(琵琶)
中国上海音楽学院卒業。東京藝術大学大学院にて修士号取得。中国国家一級演奏家。
日本各地での演奏活動を中心に世界の舞台で活躍、ニューヨーク・カーネギーホールでの公演では、地元紙に「伝統的な奏法と西洋音楽の現代技法を融合させた独自のスタイルを確立した、他に類を見ない素晴らしい音楽家」と評された。
2005年の『愛・地球博』では中国館音楽顧問を務め、2010年、上海万博メインステージ、北京国家大劇院でのコンサートの他、中国、ベトナム、イタリア、カナダ、フランス、フィンランド、韓国、日本の8ヵ国22都市のワールドツアーを開催し、話題を呼んだ。2011年、中国10都市コンサートツアー開催。2012年、日中国交正常化40周年記念公演を日中の両国で開催。
また、阪神大震災復興支援、中国四川大地震復興支援、東日本大震災などのチャリティーコンサートを開催し、義援金や援助物資を持って現地を訪れるなどの活動も積極的に続けている。
中国上海音楽学院客座教授、宜春学院大学音楽学院名誉教授。
■王 霄​峰(二胡)
中国北京市生まれ。6歳より、中国東方歌舞団首席二胡奏者で、国家第一級奏者である父、王全忠(ワンゼンチュウ)に二胡を学び、後に北京中央音楽院教授、張韶(チョウショウ)に師事。1987年来日。千葉大学文学部行動科学科卒業。2000年に本格的な演奏活動を開始し、これまでリサイタルを中心に演奏活動を行っている。中国二胡の伝統的演奏を重視するとともに、日本の曲、西洋の曲などの演奏も積極的に手がけ、その透明な音色は多くの人々を魅了している。また、他分野とのコラボレーションでは、演劇、コンテンポラリーダンス、能舞台などに出演。作曲では、2002年~2003年、協和発酵のテレビCM音楽を担当。2000年から「胡琴来舞」と題する自身のリサイタルを、毎回多彩な共演者と共に続けている。2010年2月には、東京オペラシティリサイタルホールにて「胡琴来舞2010」に出演し、10周年を迎えた。近年では、二胡演奏に加え、音楽劇を取り入れ、「杜子春」、「蜘蛛の糸」などの演目で音楽監督、演奏、朗読で活躍。現在、六枚目のアルバム「無垢」をリリース。  
近年、俳優としてテレビドラマや映画にも出演し、活動の幅を広げている。