【彛族舞曲】解説
【彛族舞曲】(イぞくぶきょく)は元々琵琶の名曲ですが、1970年代に古筝にも「移植」(アレンジ)された。
中国では、こういうような名曲が民族楽器もちろん、ピアノまでアレンジされ、多くの大学の課題曲としても使われている。
古筝の楽譜は、如何に琵琶のパワーを表現できるかが難しいところである。
本曲は9つ部分に分かれており、様々な場面を表す。
一人での踊りから複数の人達が踊るまで、繊細な音から、多くの和音を使って複雑な曲調まで、まさか10本の指が全ての場面を表現するなんて、かなりテクニックが求められている。
本曲は、両手を使ってリズムを取りながら、旋律を弾き、指の速さが注目され、迫力を感じられる。
ちなみに、彛族は中国少数民族の1つである。踊り、歌うが大好きな民族としても有名である。頭に多くのものを飾って、服装も花のように華やかで非常に綺麗である。踊りや歌を通して、男女の愛情を伝えたり、とってもロマンともいえる。